
ゆう鬱に首をしめられる日が
すこしずつ失われる
かぎりなく透明で水いろの上澄み
まちがいが怖くて傷つきやすい
赤ちゃんの皮ふ
うかれてて素直でなさけない感情…
うそではない
けれど遠のいていく
水晶の歯車が
かちかちとこすれながら紡ぐ悲鳴、
あまい色合いの言葉たち…
たどり着いた
やはり人のいうような場所へ
すこし前は
けして理解できなかったけれど
昔は
うたがうこともなく持っていた感覚
ただ歩き続けるってこと
思考の病気をうまくかわして
そこへ着いたことを
悔やみも悲しみもしない
なぜなら昔持っていた感覚とはほんのすこしちがうから
人の痛みがわかる
こころの苦しみを否定しない
これは、ばかみたいに複雑なあの歯車の向こうがわにあったもの
にぶくなったわけでもなく、
おちぶれたわけでもない
…あたらしい言葉を
あたらしい色をさがして
いまだ遠い、あたらしい宮殿をめざして
しずかに、きっと永遠に